「三教指帰」

 

三教とは儒教・道教・仏教の三教である。

大師は全ての人を信の悟りへ向わせる仏教の道をすすむことの大切さを記されている。

 

儒家は人徳を積むことで、身を立て名を上げる。
しかしその栄華は自分一身に限られたことでもある。

 

老子は、道教は人生の無常を説いて世を捨てて、無欲に天に生きることを説く。また道教は神仙を求めて永遠の長寿を求める。
しかし、それは三界の迷いに生きるだけである。

 

出家すれば、忠孝の道に背く事になる。父母の育ててくれた恩は、山より高く海より深い。
しかし広く世人を益して、もって父母に事える。真の忠孝は日々国家の為に祈り、二親一切に陰功を譲ることである。 お釈迦様は前世で虎の餌食となり、父母を嘆き悲しめたが、至徳の名を得て、大覚の尊となる。三界の真実を説いて真実の人生に目覚めさせ菩提涅槃の世界に目を向けさせたのである。

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