一番札所のご詠歌・・お釈迦との「お約束」なの?    

   『 霊山の 釈迦のみ前に めぐり来て 萬の罪も 消えうせにけり 』
一番札所へお遍路に訪れた・・・むかし霊鷲山でのお釈迦様の前での契りをはたせて嬉しい。すべての罪も・・消えはてたのだ・・・『一番札所ご詠歌』

 

このご詠歌は行基菩薩が聖武天皇の使いで、難波の港にインド僧のボーディセンナを出迎えたときに詠んだ歌と関係があるのです。

   (行基) 霊山の 釈迦のみ前で契りてし  真如朽ちせず あひ見つるかな」
霊鷲山の釈迦の説法の筵にて、お釈迦様の説法をいっしょに聴いた貴方との契り(お約束)は朽ちることなく・・・今こうして出会えましたねと、ボーディセンナの手を取り、行基は落涙し、感激のあまりこの歌を詠んだと言う。    TOPページへ戻る

 

 

近松門左衛門」が、四番札所大日寺のご詠歌をそのまま引用しているの?

 

ええ、その通りです。
近松門左衛門は、『嵯峨天皇甘露の雨』
の中で四国八十八ヶ所をとりあげ、
「ぼだいは山の小牡鹿の 招けどさらに金泉寺・・眺むれば、月白妙のよはなれやただ黒谷に、墨染めの袖
と書いています。

近松は、美しい四番大日寺のご詠歌ながむれば 月白妙の 夜半なれや ただ黒谷に すみ染めの袖」をそのまま引用したのです。

すぐれた文章と、語の響きをそのまま近松門左衛門は使っています。こころ和む御詠歌を近松も好んだためでしょう。高野山大学下西教授は解説しています。

 

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