第23番札所 薬王寺 「厄除けの杵」
厄除けの寺としてにぎわう。この寺では、厄年の人は新しい草履に履き替え、一段階段を上るごとに小銭を落としながら登り、厄除けの杵で年の数だけ、瑞求堂で鉦をうってから本堂へ向う。 弘仁二年大師が42歳の時、自他の厄除けを誓願して刻まれたのが本尊の薬師如来である。大師の奏聞により、平城、嵯峨、淳和の各帝は勅使を下して官寺とした。 1188年(文治四年)の火災のおり、本尊を取り出せずにいたところ、本尊様は光を放って西の玉厨子山へ飛び去ってしまった。 後に後醍醐天皇が厄除けのために伽藍を再興して新しく薬師如来を刻んで入仏供養をすると、玉厨子山に移られていた先の本尊が後ろ向きに本堂へ戻られた。有名な「後向き薬師」の所以である。
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