第5番札所  地蔵寺 本尊「将軍地蔵」  

 

大師作と言われる本尊「将軍地蔵」は、地蔵菩薩が甲冑を身に着けて軍馬に跨り、戦乱や世の乱れを生む人の「煩悩」を剣で進んで断ち切る方便の姿である。「蓮華三昧経」には地蔵菩薩が、悪趣煩悩を剣で断ち切るという教えがある。幼子を守り、地獄に堕ちた人を救うのが本分である地蔵菩薩も、じっとしきれず世に平安を与える仮の姿を現したと言う説もある。長曽我部元親の兵火により灰燼に帰し、現在の堂宇は歴代住職により再建されたもの。寺の裏に続く石段を登れば、五百羅漢を祀っている。実名、実聞の二人の僧が全国を勧進して浄財を募り作られた。高野山や大覚寺、仁和寺に門跡を出すほどの大寺であった。境内の大銀杏は樹齢八百年とも言われる。