「仏となる修行」 がお遍路  

心が澄みわたり、静かな水面のようにこの世界を映している。自分は他者となんの隔たりもない無碍(むげ)の心になる。まさに大海のように、心がすべてのものを映している。

 

弘法大師は説かれます
「心の底にある湛然とした、清浄な自心を観よ」と。

 

 

 

秘密の仏乗に入る 〔弘法大師の言葉 ・ 声字実相義〕

仏の世界〔実相〕に入らせようと、仏の力が働いている。仏の教えをあまねく衆生に施さんと仏は望み・・・自在に加持して、さまざまな言葉 を与える。

ひたすら諦縁して、この声字を観ずれば、仏の加持身を見ることができる。仏はもろもろの身となって、いたるところに示現し、あらゆるものを生み、あらゆるものを育て、あらゆるものを哺くんでいる。

 

この法身の姿を見、その説法を聞くには、「この体の底には・・・自分ひとりの個を超えた世界的、歴史的な働きが脈打っていると・・・体や生活の中で感じ、全身全霊を捧げて、その実相にとけ込み、それと合一して生きるようにせねばならない。言葉に尽くしえぬ霊性がある。この世に存在する一事一物、何一つとして法身仏の象徴であり、説法でないものはありえない。」〔栂尾祥雲師〕