第42番札所 仏木寺 「瓜に人や家畜の病気を身代わりに封じ込める」

 

  大同二年、弘法大師が巡錫の折、一人の牛引きに出会う。 老人は旅の修行僧姿の大師に、「牛にお乗りください」と勧め、歩き疲れ果てていた大師は喜んで牛に載せて頂いた。しばらくいくと楠の大木があり、その梢にあたかも果物が枝になっているかのごとく法珠がかかり光を放っていた。 大師はこの場所こそ、仏教を広めるに相応しいと霊験を感じ、楠で大日如来を刻み、法珠を額に納めて白毫として、法珠をひとつの果物になぞらえて「一果山」クスの大樹で本尊を刻んだことより「仏木寺」と名づけた。 六月の丑の日には「瓜封じ」の供養が行われる。畑で取れた瓜に人や家畜の病気を身代わりに封じ込める。境内にある家畜慰霊塔がある。かやぶきの鐘楼、山門の「瑞気朶の門」、本堂は吉田藩主伊達村豊公による。 卯之町