第49番札所 浄土寺 「空也上人の寺」

 

空也上人は全国を歩いて橋を架け井戸を掘り民衆を救済した。杖をつき鉦を叩いて念仏を唱えながら行脚している口から、口から小さな仏が出ている姿で有名である。若い頃四国の阿波と土佐の間の湯島で苦行して観世音菩薩を感得されたと言う。上人は霊窟に留まり修行するかたわら水脈を探し、道路を作った。 空也上人は天徳年間(957〜960)に三年ほど浄土寺に留まり布教した。上人は村を去る前に自像を刻んで残したとされる。 浄土寺は、天平年間に孝謙天皇の勅願により開創されたとされる。大師が巡錫のおり伽藍が再興され六十六坊と末寺七ヶ寺を誇っていた。鎌倉期に再興され、現在の堂宇は河野道宣が再建。