第44番札所 大宝寺  一遍上人ゆかりの寺

 

 

大宝元年 百済の僧が十一面観音を奉持して来日し、この地に安置された。 開創の年号から大宝寺とされる。

保元の頃、後白河法皇が病気平癒の願を立て祈願成就に伽藍を建て妹宮を住職にした。妹宮はその後当寺に埋葬し、陵 権現として祀られる。

 

宝暦の頃、久万の農民が一揆を起して他地へ逃げたが、人徳の篤い住職が藩の依頼で説得して帰村させた。またと佐野農民が一揆して大宝寺に逃げ込んだ時も、土佐藩との交渉役を乞われたほど寺は信頼されていたと言う。 大宝寺の山門や苔生した大木に遍路は皆心を奪われる。