第79番札所 天皇寺  「祟徳上皇の鎮魂」

 

  大師がこの地を訪ね、弥蘇場という沢に、一人の童子が大師に閼伽井を汲み献じた。 この童子は金山を鎮守する権現であった。天童は持っていた宝珠を大師に預け、「仏法を護られるよう」告げられた。 大師はその宝珠を峰に埋め、弥蘇場に自生していた霊木で十一面観音を彫り、本尊として安置し、寺は摩尼珠院と号した。 1165年(保元元年)祟徳上皇は「保元の乱」により讃岐に流され、46歳で崩御された。上皇の鎮魂の為に祟徳天皇社を造り別当寺を摩尼珠院は任ぜられたが、明治の神仏分離で分離した天皇寺となる。