第36番札所 青龍寺 「横波三里」 波切り不動は「竜のお不動様」

 

「横波三里」と呼ばれる太平洋に出た半島の中央の高台にこの寺はある。 本尊の波切り不動は、大師が入唐の際に現われた暴風雨を静める際に感得された不動尊を刻んでいる。航海の安全に信が厚い。 弘法大師は入唐留学中、師の恵果か阿闍梨の高恩に報いんと、すぐれた地を選ばれるよう明州の空から東へ流れる紫雲に独鈷を投げたとされる。帰国後に大師はこの地を巡錫中に、紫雲を見てこの地の山上の松ノ木に独鈷があると感得され、嵯峨天皇に奏聞して一宇を建立して波切り不動を刻み本尊とされた。師の寺の名(青龍寺)を頂いている。