第38番札所 金剛福寺  「天魔を足摺りして退かせた」

 

   この地が最南端にあることから観世音菩薩の世界(補陀洛世界)の地として朝廷に奏上し、嵯峨天皇より「補陀洛東門」の勅額を下賜され、弘仁二年に寺が開創され、三面千手観音を安置する。 宮中より尊信あつく、和泉式部らはこの地を訪れ逆修の塔を建てたとされる。源氏一門も帰依篤く、多田満仲は多宝塔を建て、源頼光は諸堂を再興している。福は観音経の「福聚海無量」に由来。 戦国時代に南の海の彼方にある補陀洛浄土の信仰より、一人船を出す補陀洛渡海が盛んであったと言う。