納め札は「修行者のしるし」   

お寺で「家内安全」のお札を頂かれると思います。元々お札は「修行者」が、修行の成就の証として修行場に残す木のお札から始まっています。

 

お遍路さんも一人の修行者として「行場(つまりお寺の本堂や大師堂)へお札を残して感謝します。」

 

最初は、白い紙のお札に「先祖供養」と「家内安全」を願って納めます。お大師様のお姿の横に「先祖供養」「家内安全」や「天下泰平」と書かれたお札が売られています。まず一回目のお参りはやはり「先祖供養」が一番です。ご自身は先祖から受継いだ命の表れです。そしていつも大切にしている「ご家族の繁栄」の為や「ご自身の願い事を託して納めます。」

 

赤い札や銀のお札になると「天下泰平」と書かれたお札を使われます。既に何度も遍路をされているので、お大師様のお弟子として、世の中の乱れのないように社会の浄化を望まれる使命をお持ちください。

 

「お札はお守りか?」

遍路さんに、お接待をしたときに「納め札」をお礼に頂き拝んで頂けることがあります。これは色の違いにかかわらず束にして「お守り」になります。たまたまその時に錦のお札を頂けると、大切にご家宝にします。

よくお寺の納め札を箱に入れようとした時、たまたま「金札」を見つける人もいます。その時は必ず同行のお遍路さんや、ほかの遍路さんたちにお菓子やおみかんのお接待をして、家に戻られてささやかな奉仕をされればお守りになります。ただ掻きまぜて探すのは控えましょう。